スタッフダイアリー

2020年04月16日

「こどもの予防接種は不要不急の用事ではありません」

こどもの予防接種は不要不急の用事ではありません。適切な時期に「必要不可欠」な用事です。

特に、1歳未満〜1歳前後に受ける必要がある定期予防接種は、子ども達にとって新型コロナウイルスよりも“罹りやすく”“死亡率が高い”さまざまな疾患の感染予防や重症化の軽減に有効です。

那珂市内で新型コロナウイルスの感染が拡大していない今のうちに、必要な予防接種を済ませておきましょう!

予防接種は自分自身を守るとともに、自分の隣の大切な誰かを守る思い遣りマナーでもあり、地域の「医療崩壊」を防ぐ大事な対策でもあるんです。

「医療崩壊」というのは、医療機関が新型コロナウイルスの患者さんでパンクするだけではなくて、それと同時に入院治療が必要な他の病気を病院のお医者さんが診られなくなるということです。今、予防接種で防げる子どもの病気をきちんとワクチンで防いで、お子さんの健康を守るとともに、入院医療機関の負担を減らすことは、とっても大切なのです。

1人の感染者が何人に感染を伝播するかを表す指標のことを感染症学の専門用語で「基本再生産数」といいます。この数字が大きいほど感染力が“強い”んです。

有効なワクチンが存在しない新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ではこの数字が1.42.5と言われています。

一方で、予防接種で予防できる病気である麻疹では1218、百日咳では1217、水痘では810、ポリオは57、風疹は57、おたふくかぜは47なんです。

子ども達にとって、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)よりも感染力が強く、致死率が高い病気は私たちの周りには沢山あるんです。そしてその多くはワクチンで予防できるんです。

◇1歳&年長さんでMRワクチンがお済みでない方は早めに接種を受けましょう。

◇水ぼうそうのワクチンは2回必要です。

BCG接種は生後5カ月から受けられます。

BCG1歳以上で未接種のお子さんはお早めにご相談ください。

◇午後の一般診療の時間帯(1519時半)でも予防接種を実施しております。ご希望の方はWeb予約からご予約ください。

◇大人の方の麻疹-風疹ワクチンや、B型肝炎ワクチン、髄膜炎菌ワクチンも実施しています。髄膜炎菌ワクチンについてはお電話でご相談ください。

◆ご来院の際に、自家用車内でお待ちになられることをご希望の方は受付の際にスタッフにお申し出ください。スタッフがお車に出向いて問診等をお伺いします。その後、診察の際に改めてお車までお迎えにあがります。

◆ご来院の皆さまには、引き続き咳エチケット等の感染対策にご理解とご協力をお願い致します。

ご来院の際に使用されるお子様用マスクが入手できない等の際には、看護スタッフにご相談ください。


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