スタッフダイアリー

2020年04月16日

「新型コロナウイルスの感染拡大をうけた、しろやぎさんのポシェットの取り組み」

◆新型コロナウイルスの茨城県内での感染拡大をうけて、那珂市でも416日から56日まで市内の全保育園について登園自粛要請がでました。

ご自宅での家庭保育が可能なお子さまにつきましては家庭保育へのご協力をお願い致します。

◆しろやぎさんのポシェットは、新型コロナウイルスの感染拡大により那珂市内外の保育施設が万が一原則休園となった場合には、感染制御の訓練を受けている病児保育専門士と看護師を中心としたスタッフで、社会のインフラを維持するうえで不可欠な警察・消防・行政・銀行および医療等に携わるお父さんお母さんのお子さんを中心に、部屋ごとの個別保育もしくは少人数保育で病児保育or通常保育を行なう準備をすすめております。

そのような事態が生じないことを切に切に祈りつつ、緊急事態下でもやむをえず保育をご利用いただかなくてはならない可能性のあるご家庭のお子さんは、予めご相談をお願い致します。

◆しろやぎさんのポシェットの取り組み

◇長期の休校休園は、子ども達の心身に少なからず影響を及ぼします。ご家庭の経済的な問題で困った事態に直面される子ども達もおられるかもしれません。

病児の保育“しろやぎさんのポシェット”は、感染症以外のお子さんにも対応しています。

・経済的に大変で明日子どもに食べさせるごはんがない。

・子どもがストレスで食欲がない。眠れない。過度に怯える。

・学童保育に預けることが心配。子どもが学童保育に行きたがらない。

・お父さんお母さんが、在宅ワークと育児のストレスで、いっぱいいっぱいになってしまって、どうすれば良いのかわからない・・。

・・・・・お父さんお母さんだけで抱え込まないで、まず、しろやぎさんのポシェットにご相談ください。子どもの医療と保育のプロである私たちが責任をもって対応致します。

◇経済的なご事情がある場合:
ご相談ください。

年間登録料¥5000のお支払いは1年間猶予が認められます。

ご利用料金の減免等につきましては、まず市町村窓口にご相談ください。生活保護世帯・市町村税非課税世帯のお子さんのご利用の際にはご利用料金の減免(0)がございます。

市町村窓口で減免対象と認定されなかった場合でもスタッフにご相談ください。ご利用料金のお支払いに1年間の猶予が認められます。

給食代については事情によっては減免等の対応が認められます。

◇那珂キッズクリニック小児科と病児の保育“しろやぎさんのポシェット”では、41日からマスク装着に加えて、勤務する全てのスタッフがメガネもしくはフェイスシールドの装着を行なっています。

今後、那珂市ならびに周辺地域での感染例が増加する場合は、全員フェイスシールドの装着を行ないます。

◇朝のご来院の際に、自家用車内でお待ちになられることをご希望の方は受付の際にスタッフにお申し出ください。スタッフがお車に出向いて病状経過等をお伺いします。その後、診察の際に改めてお車までお迎えにあがります。

◇ご来院の皆さまには、引き続き咳エチケット等の感染対策にご理解とご協力をお願い致します。

病児保育ご利用の際に使用されるお子様用マスクが入手できない等の際には、朝の診察の際に看護スタッフにご相談ください。

◇しろやぎさんのポシェットでは、平時より消毒用アルコールや次亜塩素酸水もしくは次亜塩素酸ナトリウムによる保育室等の消毒を行っています。室内環境の消毒は病院のこども用病室の水準です。

お部屋は全部で6室 病気疾患毎にお部屋を分けて、他の疾患のお子さんとは隔離してお預かり致します。インフルエンザのお子さんでもノロウイルスのお子さんでも水痘のお子さんでもご利用いただけますが、現時点では指定感染症である新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症のお子さんにはご利用頂けません。

◇ご利用のお子さまは保育スタッフと一緒に手洗いと共に随時医療用の手指消毒アルコールジェルによる手指消毒をおこなっています。体質等により手指消毒アルコールがご利用頂けないお子さまにつきましては他の消毒液をご用意致しますので予めお申し出ください。

昨今、医療機関でも消毒用アルコール製剤の入手が難しくなってきております。今後の入荷状況によりましては、一時的に以下のアルコール製剤を代替品として使用させて頂く場合がございます。予めご了承ください。

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◆「しろやぎさんからのお手紙」は最新号まで3号続けて新型コロナ特集です。

◆これまでのところ、新型インフルエンザなどとは大きく異なり、新型コロナウイルスは子どもは罹りにくく、子どもは周囲にうつしにくく、子どもは重症化しにくい(注:まったくかからないわけではありませんが、子どもの感染例の多くが家庭内感染です。子どもでも症状が重くなる事例もあるので勿論十分な注意は必要です。)と考えられます。新型コロナウイルス感染症は、私たち大人が気をつければ、子ども達を守ることができる病気なのかもしれません。

大人の事情はさておいて、子ども達を守るための行動をお願いします。

テレビもネットニュースも新聞も、新型コロナウイルス一色で、重苦しく息が詰まりそうな毎日で、大人も子どもも不安になることも多いですよね。そんな時にほんの少し背中を押してもらえると、すごくこころ強い。しろやぎさんのポシェットは、どんな時も皆さまに寄り添える存在になれたらいいなと思います。

私たち医療法人社団どんぐり会は、総力をあげて、皆さまのお子さまの安心安全と健康をお守りする覚悟でおります。職員一同、医療人として、保育に携わる者として、矜持をもって職務を遂行しております。

引き続き、保護者の皆さまのご理解ご協力ご支援をよろしくお願い致します。

医療法人社団どんぐり会
理事長 柏木玲一


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